「リュックに入る最低限のもの」
このワードは一週間前に公開した母のブログ私にとってのノマドプランの文章中に出てくるものなんですが、読んでいて「あっなんかいいな」と思ったので感想を書き残しておこうと思います。なんでいいと思ったのか、本当に大切なものを自分で選んで持ち歩くって、とても贅沢な気がするから。
私にとってはなんだろう。。絶対カメラとパソコンだよな〜と。(あとインターネットも)
母がリュックに入れたいもの、私がリュックに入れたいもの、アナログとデジタルの違いはあるものの、共通点がある気がします。それはどちらも「記憶する」ものと「作る」もの、つまり何かを表現するための武器的なもの。
そうやって比較して考えると、どんな武器を選ぶのかはその人自身の特性もあるけど時代もかなり影響していて面白い。新しいものが良いという事ではなく、本質的な表現意欲だけは変わらずに幅が広がって出来る事が増えている。そして昔から武器とされていたものはさらにオリジナルに磨ける気がするのです。
例えば、テクノロジーの進化で様々な書類がペーパーレスになっていますが、多分ノートというツールは無くならないと思っています。理由は、単なる情報の書き写しではなく「自分の言葉で要約して、図示して、記憶する」というより知的な使い道に集中できるようになったからです。だからこそあえてアナログで書く事に拘りを持つ人もいると思います。ライフスタイルに合わせて新たな需要が出てくるかもしれません。(そこでノマドノートを選んでもらえると嬉しいなぁ)そういう高い感性を持つ人が増えてくると思うのです。
昔はみんなで同じ武器を持って、みんなが同じ道を通れるようにするのがベストだったけど、今は違う。オリジナルな武器を持ち、バラバラな道を歩いて、必要なときに出会う。表現は違って良くて、それぞれの武器をうまいこと掛け合わせると新しい発見がある。ロールプレイングゲームみたいに道が開けていく。
なんだか突飛な考えですが、控えめに言ってもやっぱり面白い時代だなと思ったのです。実際に、リュックを背負ってどこへでも行けるから。
名古屋在住。普段は企業デザイナー。グラフィック、web、写真、動画、広報、ディスプレイなんでもします。カメラとパソコンを担いでどこへでも行きます。